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「ビキニ事件」の内部被ばくと「福島原発被災」のこれから

「ビキニ事件」の内部被ばくと「福島原発被災」のこれから « 原水協通信 on the web

高知県ビキニ被災調査団による自主的な健康診断が1986年に室戸市(8人)土佐清水市(10人)、1989年室戸市(47人)で高知民医連の協力で開かれ、計65人の被災漁船員が受診した。1986年の検診者18人の血液検査の結果、好中球減少症(10人)、低リン酸血症(11人)など増血機能に障害が明らかに見られると診断された(森清一郎医師)。ストロンチウム90が体内に摂取され、脊髄に付着し、33年を経ても内部被ばくの影響がみられる。1989年の室戸の検診者47人の聞き取り調査で、脱毛(2人)、嘔吐(2人)、歯ぎん出血(1人)、顔面異常黒色(1人)など放射線急性障害が見られた(脱毛は3~500ラド)。また、既往症は、胃・十二指腸潰瘍手術(7人)腎臓手術(1人)甲状腺手術(1人)であった。検査成績は、高血圧22人、心電図異常10人、造血機能障害炎27人(白血球4人、血色素8人、ヘマトクリット13人、血小板2人)肝臓障害炎36人、腎臓障害炎25人、腫瘍マーカー(癌の疑い5人、癌を考える2人)などであり、総合判定では、異常なし3人(検査・左室肥大2、既往症・心臓病1、胃潰瘍1)、軽い異常11人、再検査必要10人、精密検査必要14人、治療必要9人であった。